出放題

泥棒に5割の利

iTunesは単なる技術的解決による、音楽流通の改革なのだが、技術的な解決の出来ない問題も多い。先日ニールヤング君の新譜をダウンロードしてみたら、＄10.99が1,500円になってしまったのなど、その良い例だ。

$10.99に85円を掛けると

すべて黒潮のお陰

iTunesが新装開店だ。「그건너」から「잠들지 않는 남도」まで、「楊三郎」から「新寶島康楽隊」までダウンロードできるので、世界の音楽流通に地殻変動が起きている事を実感させられる。とりあえず照屋林助師匠の「すべて黒潮のお陰」をダウンロード、コザ独立国前大統領閣下の「うちなー文化講座」を拝聴してみる。

ねこのしっぽ

拙猫のしっぽである。犬は勤め人であるので、「ご下命ください。」「仰せの通りにいたします。」とやるだけなのだが、猫は自営業なので、為替相場から産業動向など勘案しつつ、今後の構想を練るのに、尻尾を振る必要がある。髯と尻尾は猫の心意気なのだ。

よく触って

Le Noise

Neil Young
Reprise/iTunes 2010

ニールヤング君の新譜を買ってしまった。事務所で流すだけならGoogleから流せば良いのだが、車で走りながら聞きたい、というと何かと面倒だ。　

USストアで$10.99なのが1,500円になってしまう。これはAppleの所為と言うより、日本の音楽産業の所為だろう。一部は代々木上原の丘の上に建つ、洋館変じてビルの建設費にも上納されるのだ。

パッチギ

パッチギ
監督：井筒和幸
エグゼクティブプロデューサー：李鳳宇
企画・製作・配給：シネカノン 2004

M君の青春物語。李鳳宇式のとてもウェルメイドな映画でありました。歳の所為で、お葬式のシーンには目がうるうるしてしまった。

なにせ原作のM君始め

ねずみのしっぽ

iPhoneのイヤホンがモノラルになってしまった。付け根のところで断線している。同じもの2,800円なのだが、送料500円だった。1年半なのだが、ポケットでもみくちゃにしたのだから、無理も無いともいえる。

マックのプロダクトデザイン

All Over Creation2

All Over Creation
Ruth Ozeki
Viking 2003
Penguin Books 2004

前作"My Year Of Meat"はオムニバス形式だったので、ゲラゲラ笑いながら読みとばして、後から背筋が寒くなったのだが、本作は一遍の物語となっていたので、そうはいかなかった。

「アメリカドクトカゲのインスリン分泌機構に倣った」「遺伝子組み換え製剤」である糖尿病新薬を打っている所為もあるが、読後重たいものが腹の中に沈んでいる。食欲ますます不振で、食べたいものが減ってゆく。

物語は1999年11月

Love and War

Le Noise
Neil Young 2010

All over Creation は、ロイド・フラーの葬儀の日の出来事で頭が混乱して、読み進められないでいる。頭に浮かんだのはニール・ヤングの新譜で聞いた"Love and War"という歌。

歌詞を日本語にしてみよう。

冬至

ハッピーバースデイな冬至なんだが、庇がちゃんと設計してあれば、部屋の中に一番日差しが届く日でもある。もっともすぐ南側に隣の家が建っていて、こちらまで影が伸びていなければの話だ。

ちゃんと設計

陳水扁受刑者

陳水扁受刑者が台北別邸から裁判所へお出かけだ。中国大陸同様、台湾もつい先日までは独裁国家であり、「国家政権転覆煽動罪」などと言って、政権に反対する政治家は、どしどし終身刑やらにしていたのであるから、陳水扁受刑者も民主主義の未来を確信する笑顔をたたえている。「幌馬車之歌」のノリだ。

民主主義を標榜する台湾でさえこうなのだから、中国大陸では前科者でなければノーベル平和賞など貰えないのだぞという、香港文匯網の「春秋の筆法」だ。