2008年 08月 26日
自らまもる |
海水浴場であろうが遊泳禁止であろうが、最終的に自分の命をまもるのは自分でしょう。戦前の日本と違い「テンノーヘーカの命」ではないのですから、国は国民が自分の命を自分でまもる手助けをする、というのが日本国憲法の指し示す方向だと思います。
ところが「国をまもる」となると,いったいどういうことか、なかなか解りにくくなってしまいますね。最近記憶に新しいのは、2005年にニューオーリンズを襲ったカトリーナのときの映像です。中心市街地に取り残された、プロバイダーさんの技術者がブログで世界に送った映像には「災害救援じゃなく、治安出動」みたいな映像がたくさんありました。「災害から市民を守るためには、先ず組織を守らなければならない。」ということでしょう、「なんだ米軍も自分をまもるだけなら「自衛隊」ナノネ。」という映像でした。
渡嘉敷島で「米軍が上陸したらこれで日本人としての尊厳を守りなさい。」というわけで住民に手榴弾を配ったのは、自決命令なのか、そうでないのか、という裁判が続いています。
このあたり、私なんぞが邪推するより、「昭和の怪物」岸信介さんが明快に述べられております。こちらはお金の話ですが、まあ、この国のあり方としては同じなのですね。曰く
「お金を自分で動かす、というのはシロートです。自分で手を出さないでも、他の人が自分の思う通りにお金を動かしてくれるというのが「大人」なんですね。」
この場合「大人」は「おとな」と読むのか「たいじん」と読むのか私には解りませんが。
角田房子さんの「甘粕正彦」も結論はその辺りですね。大杉栄に手を掛けたのは甘粕正彦であって、正式な軍命令があった訳ではなかろうが、「上層部の意を体して」であったろうことが、その後の甘粕の経歴から解る、という。
軍隊は国を護る
ところが「国をまもる」となると,いったいどういうことか、なかなか解りにくくなってしまいますね。最近記憶に新しいのは、2005年にニューオーリンズを襲ったカトリーナのときの映像です。中心市街地に取り残された、プロバイダーさんの技術者がブログで世界に送った映像には「災害救援じゃなく、治安出動」みたいな映像がたくさんありました。「災害から市民を守るためには、先ず組織を守らなければならない。」ということでしょう、「なんだ米軍も自分をまもるだけなら「自衛隊」ナノネ。」という映像でした。
渡嘉敷島で「米軍が上陸したらこれで日本人としての尊厳を守りなさい。」というわけで住民に手榴弾を配ったのは、自決命令なのか、そうでないのか、という裁判が続いています。
このあたり、私なんぞが邪推するより、「昭和の怪物」岸信介さんが明快に述べられております。こちらはお金の話ですが、まあ、この国のあり方としては同じなのですね。曰く
「お金を自分で動かす、というのはシロートです。自分で手を出さないでも、他の人が自分の思う通りにお金を動かしてくれるというのが「大人」なんですね。」
この場合「大人」は「おとな」と読むのか「たいじん」と読むのか私には解りませんが。
角田房子さんの「甘粕正彦」も結論はその辺りですね。大杉栄に手を掛けたのは甘粕正彦であって、正式な軍命令があった訳ではなかろうが、「上層部の意を体して」であったろうことが、その後の甘粕の経歴から解る、という。
軍隊は国を護る
by dehoudai
| 2008-08-26 13:42
| まちづくり
|
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