2019年 06月 30日
事任社 |
以前から気になっていた日坂事任八幡宮で夏越祓があるというので見物に行ってきた。
蒸し暑くて降ったり止んだりという、いかにも夏越祓という天気。
事任八幡宮
式内社
主祭神
己等乃麻知媛命 (ことのまちひめのみこと)
興台産霊神の妻神で、天児屋命の母。
「願い事が意のままに叶う」というが、小生のような口から出まかせのおっちょこちょいは神罰が怖い。
先年大風で倒れたという夫婦杉の根株、 御御霊の丸石などあり、 拝殿前を振り返ると、上古の水田の様子が想像される。
賀茂真淵「岡部日記」には
下れば新坂の宿也。すくのはてなる社を今の世には八幡の社なりといふ。こは延喜式に佐夜郡己等乃麻知神社とあるなるべし。はやく文徳の御時、従五位下の神位になし給へるには事任社としるされたり。清少納言の記にも「ことのままの明神いとたのもし。さのみきけんとやいはれんと思ふぞいとをかしき」とかきたるにむかへ見ればことのまちとあるぞおぼつかなき。さて鴨長明も「さやの中山のくちにあるなることのままの社」をかければ其此まではうたがいなかりけむ」
とあるそうで、古くから都にまで知られていたのだろう。孫がちょうど「ばか」という言葉を覚えてきたところなので、
親子で読む「大祓詞物語」
というのを頒けてもらった。
271段というから、駿府浅間神社の百段よりだいぶ高い。
今回は亀卜の神紋を写真に撮るのが目的だった。キッコーマンなど世界に知られた亀甲の紋はたくさんあるが、こちらが元祖だろう。
by dehoudai
| 2019-06-30 16:57
| まちづくり
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