2019年 05月 17日
切なさ |
6月1日から常磐線新地駅前にホテルグラードというのが開業するそうだ。
福来魚の近くで店を何軒かやっている人らしい。御慶な事である。新地駅周辺にしばし想いを寄せていると、たまらなく切なくなってくる。
当時、ビールのコップを手したある人から
んでよ、古山サン何で手伝いに来てるの?やっぱ金か?
と聞かれたことがあった。
そりゃそうだよ。
ととりあえず答えておいたのだが、心の底に澱のようなものが溜まり、切なさには今も大して変わりがない。初夏の青空の下で、瓦礫の原と化したあたりをうろついて、手伝いといってもただ寄り添うことしかできなかった切なさが蘇る。
目の前の瓦礫の原を眺めていると、津波とか原発とかいったことだけでなくもっと大きな、人生の切なさを眺めているような気がした。 初代の復興フラッグというのは災害派遣で滞在した自衛隊員が撤収するときに寄せ書きをしたものだ。
by dehoudai
| 2019-05-17 15:36
| まちづくり
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