2018年 09月 21日
精進落し |
北原母の通夜に行く。降るともなく雨が降っているのがそれらしい感じ。子供の頃の様に歩いて行ってみよう。

95歳なので通夜と言っても慶事に近い。寄っていたのは縁者であろうか、大方同年代、ということは一世代下の人々だろう。
若者もいない。
更紗屋にも客はいない。安平に行ったという。「日本人は、」というように「台湾人は、」ということができないのが台湾の魅力だ。台湾を語るには呉濁流先生の「アジアの孤児」を読め、とイッシーに言ったのである。
太陽へ行ってみた、”SOL”というから縁者かと思ったら、単に場所を借りているだけだそうだ。さすがに太陽のマスターがある年の5月6日の朝、法被を着たまま硬くなっていたのは知っていた。常総の人だという。住んで面白かったのはサンタモニカだそうな。
雨のせいかアベノミックスのせいか、日本全体がお通夜みたいだ。

昭和20年代−30年代の法事というのには「国に殺された」という怨念が渦巻いていただろう。昭和35年に正力松太郎さんの日本テレビが「怪傑ハリマオ」を放映したのも、そうした怨念を取り鎮めようという企画だった面もあろう。今の日本には怒りのやり場もない。
by dehoudai
| 2018-09-21 07:01
| きせつ
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