2018年 04月 22日
メーデー |
公園でメーデーの集会というのをやっていた。市内にはバイクメーカーなどあるので、そうした企業に勤める若者が集まっているのだろう。
しかしバイクの販売も最盛期の1/10ということで、「給料上げろ。」とあまり気勢を揚げると企業の存立が脅かされかねない昨今だ。
「労働者派遣」というのは日本だけでなく、米国でも深刻な問題であるようだ。カトリックは迷信みたいなところが色濃いが、プロテスタントの「労働は神の御心に叶うためのもの」というのは「異教徒は家畜である」ということで奴隷制度を育んだり、拝金主義に陥ってトランプ君となってしまう。
米国もすでにAFL-CIOの時代ではない。
日本における労働は「自分が神になるための修行」なのでちょっと違うのよ。伝統産業ではそうした職人が残りやすいが、近代産業ではどうなのだろう。
日本でもかって「労働貴族」という言葉があったが、韓国でも深刻なようだ。朝鮮日報には
韓国人が現代車を買わない理由
という見出しがあった。日本と違って政権交代があると前大統領は逮捕されてしまう国なので、一部企業の労働者は保護され、一般平民とは遊離しているのかもしれない。軍事政権の強権下で産業近代化が勧められたので、一部の産業のみが近代化し、平民は取り残されているのかもしれない。
そうした近代産業の労働環境における健康問題も深刻なようだ。朝鮮日報は韓国の「右派」だが、労働環境の健康問題も労働貴族と混同した論説があった。しかしこちらは放置すれば国際市場からはじき出されかねない。
Sealdsという事で国会周辺へデモをかけた人もいたが、あれは非常手段であって、米国の99%運動も
結局選挙で影響力を発揮しなければダメだ。
という事だった。英国でも野党が昔のように華々しくなく、新聞の見出しには無党派層・中間層は「政治的ホームレス」とある。
by dehoudai
| 2018-04-22 12:35
| きせつ
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