2018年 02月 21日
御前崎産 |
遠州人は饅頭は怖くないが、鰹は怖い口だ。家に帰って女房にとっちめられるのがわかっていても、数ヶ月ぶりに御前崎産と書いてあると前後の見境なくカゴに入れてしまう。
目の下尺三寸ほどの青森県産スケトウダラ一本半より、小さな鰹の冊の方が2倍近い値が付いている。
南駿河湾漁業協同組合によると
【2月18日朝市】
近海船
宮崎県 第十五事代丸
三重県 甚一丸
かつお34.5トン
【2月19日朝市】
近海船
三重県 第二十三長久丸
かつお19.5トン
だそうで、「戻り鰹」と呼ばれる気仙沼からくる秋の鰹がマグロに近い味なのに、こちらは大きな割りには脂の少ないさっぱりした味だ。
水温を見ると前浜はまだ冬で、遠州灘沖冷水壊も健在だ。鰹の大好きな水温が22˚~23˚というから、南方1,000km以上あるだろう。先日の鹿児島県産と言うのと同じようなものだ。枕崎に入れるより御前崎の方が値が付いているのだろうか。 気象庁
by dehoudai
| 2018-02-21 13:17
| たべもの
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