2018年 02月 08日
花蓮 |
花蓮で震度7とのこと。お見舞い申し上げます。
雲門翠堤大樓というのは見たことがなくて、そこから歩いて6分ほどの東京賓館という連れ込み宿に泊まったことがあります。今見るとこちらも7階建てで、サーヴィスのつもりでしょうか、7階の部屋に案内され「上がり下りが大変だから、2階でもいいんだが。」と瞬間頭をかすめたのでありますが、隣の雑貨屋のおばあさんを通訳に引っ張り出すのが面倒なので、そのまま7階に寝たのであります。親爺は真剣な若者たちの邪魔をするな、ということでありましょう。
周辺はおおむね4-5階建で、7階建てというのは高楼でした。
日本と違い「城市」というのは城壁の伝統の上に成り立っているので、高密度市街地が途切れると、全くの田園地帯になるのでしょう。市街地内部の屋台店の並ぶあたりにはガジュマルの樹にナベがくくりつけてありました。
さて雲門翠堤大樓はダメポであります。 台湾も地震国でありますから、11階建でも大丈夫、という建築基準はあるはずですが、お気の毒なことです。しかしいくら川沿いの地盤が悪いかもしれない場所とはいえ、被害の無い建物も見受けられます。
テレビでは日本の専門家が「鉄筋を入れ過ぎるとコンクリートが鉄筋の中まで入らないことがある。」とおっしゃっていました。最近ではそんな時にはSRC造ということも行われています。
しかしどうも、台湾の急速な近代化では、不心得者がいたことも考えられます。先年台南の維冠大樓という高層ビルの倒壊現場では、鉄筋の端部にフックと呼ばれる曲がりがつけられておらず、真っ直ぐなままの鉄筋が壊れた柱の中からバラバラと現れている様は、まるで竹竿のようでした。 東方日報
鉄筋は端部にフックがあって初めて次の鉄筋と一体化するわけで、フックがなければ無筋コンクリートに鋼棒が混ぜてある、ということになります。
もう一件は統帥大飯店という建物でした。花蓮には大日本帝国台湾軍が最後に立て籠もろうと作った地下司令部壕もあり、戦後は空軍基地のある軍都です。憲兵隊公園というのもありました。 昨年は軍人恩給が高すぎるので、普通の年金との釣り合いを取るという事になり、老兵が怒っておりました。軍事政権ボケで退役後もシャバの暮らしについていけない人もいるのでしょう。袴田チャンプも警察のメンツのために長期間シャバの暮らしから切り離されていたので認知症っぽいです。無罪判決を出さねば国家の恥です。
統帥大飯店というホテルはそんな老兵の御利用があるのでしょうか。
日経xTech
180219
敷地ギリギリまで建てればもう一軒出来るじゃないですか。
駐車場なんだから、壁なんか作っちゃ困りますよ。
みたいな話があってそれに抵抗した構造設計者は馘。素人が図面を書き直して確認申請、審査側には専門家がいないので、申請書式に瑕疵がなければパス、みたいな筋書きが想像できます。
180220
斯くするうちに花蓮に続き昨日午後10時47分宜蘭縣大同鄉發生規模5.3地震,地震深度47km,最大震度在宜蘭5級,桃4竹4北4投4花3苗3中3彰2雲2馬2嘉1東1南1澎1、
by dehoudai
| 2018-02-08 08:58
| にゅーす
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