2017年 06月 14日
東京賓館 |
台北緑峯大飯店312号室には窓がありません。カーテンの向こうにはサッシがあるのですが、首を出すと1m向こうは隣のビルの壁、上を見るとかなたに明り取りが見えます。火災の際には煙突になる仕掛なので、気をつけなければなりません。
緑峯大飯店で大老師に東海岸の旅の御指南をいただく。
バイクで行きたいのですが。
とお伺いすると、
高速は250cc以上です。旧道は放ったらかしで山崩れだらけだから、死にに行くようなモンです。
とのお言葉。
バイクは乗れますか?日本で言うスクーターですよ?
ふんぞり返っていきなりアクセルを入れると、その場で縦に半回転して後頭部強打というのは知ってます。
じゃ、それで良いでしょう、お気をつけて。
東部鐡道で花蓮に向かいました。台湾で有名な寝姿山は台東県長濱郷の八仙洞ですが、宜蘭県にも車窓遠く寝姿山が見えました。 もっともあちらが太平洋を吸い込もう、という壮大な姿なのに対し、こちらはいびきと鼻ちょうちんみたいな感じです。
花蓮に到着し、駅前の観光案内所でと聞くと
安宿?
と聞くと
そこの道かもう一本向こうの細い道を行けば、いくらでもあるわよ。
とのことで歩き始めました。台北ではひっそりと売られている檳榔がキラキラとしたネオンに輝いています。 ワル親爺の演出に使われる檳榔を試してみましたが、頭が万力でちょっと上に引っ張られ、口の中がぴりピリしますが、それだけのもんだと思いました。ところが赤い唾を吐きながら烟草を吸ったら、18歳で初めてタバコを吸ってみたときを思い出しました。向精神剤を重ねてはいけません。
泊めてくれ。
ばあさん呼んでちょうだい。
とやる間に泊めてもらえることに。通訳の婆さんは出て来ませんでした。
朝4時前から鳥の声が聞こえてきます。時間割に沿って通りの向かいの樹で同じ種の鳥が賑やかにやります。泣き止むとしばらくして別の種類の鳥が来る、と言う具合。 通りを二つ横切ると、もう畑です。 出荷用と言うより屋台の食材、と言う感じでしょうか。
東に向かいます。
波が荒くて入れん港
一度入れば帰れん港
鳥餐庁の下にはカラオケ屋がありました。 振り向くと東京賓館のフロントから見えないように階段へ続く「愛之門」があります。 やはり連れ込み専門かもしれません。トウキョウホテルではなくトンキンホテルと言うのもアリだなあ。
by dehoudai
| 2017-06-14 15:02
| まちづくり
|
Comments(0)