2016年 04月 03日
紫色大稻埕5 |
1本60分ほどなので、まだ先は長そうです。学生を励ます旧制中学の石川先生は、日本語文顧問とダブルブッキングです。台北市政府などの後援する大河ドラマなのでしょう。
時代は遠州森町から横浜へ出て、茶長者になり、台湾精糖の初代社長になった、鈴木藤三郎さんが亡くなって一回り後の時代です。
本作に出てくる逸安君の爸爸も、鈴木藤三郎さんと面識ぐらいはあったでしょう。東洋画と西洋画、京劇と新劇を軸に、青春時代が進んで行きます。当時の青年の愛唱歌は犬童球渓なのでアリマス。
店の金を盗んで家出し、上京して上野の美術学校を目指そう、としていた逸安君は、やっとの事で親爺の許しを得ますが、エピソード5になってもまだ大稻埕をうろついています。画家の楊三郎君のお仲間なのですね。蔣渭水先生は下獄の準備で、読みたい本を積み上げておられる。
カッフェーで働く月ちゃんは新劇の監督にスカウトされて、
などとやっていますが、逸安くんちの爸爸は「自由恋愛」などと聞くとフリーズしてしまうので、前途遼遠です。 NHKの大河ドラマがチャンバラごっこと「明治の大日本帝國は良かった。」に終始するのと対照的に、台湾の大河ドラマには台湾議会設置請願運動など、大正ロマンが背景となるものが多いようです。テレビの大河ドラマは国民教育手段であって、台湾は民主国というのが最近の世相でしょう。 どこぞのランキング屋が「しあわせ指数」をまとめたら、日本の50位に対し、台湾が15位とだいぶ上というのは、元軍需産業に操られる阿呆の議会と「自粛といじめ」の文部省が仕切る日本に対し、
我的人生我的決定
というのが原因でしょう。李登輝さんが始めた「大陸に対抗する台湾のウリは民主主義。」という流れは、小英総統にも受け継がれるのでしょう。日本の民進党も国策企業の操る官僚に騙されずに、
というのを貫いて欲しいものです。
160406
これも本作の影響でしょうか?戦後編になると視聴率はうなぎのぼりかも。
by dehoudai
| 2016-04-03 13:07
| むーびー
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