2015年 01月 01日
こんぶ |
作者高齢につき今年が最後だそうだ。多年多謝。
札幌では昆布が「額縁みたいな感じ」で中国人観光客に売れているそうだ。
思い出したのは台北の街角で見かけた
本場北海道産荒巻鮭
という墨筆大書。
遠州浜松には魚町というものがあり、元禄・享保の頃に元魚町からここに魚屋が移ったそうだ。今でも綱吉の頃の免許になる乾物屋があり、幅一尺長さ十尺程の薄く削いだ昆布を売っていたりする。確かに額縁みたいな感じだ。
振り返ると日本は「鎖国」をしていたわけではなく、鎌倉時代、さらにそれより遥か昔から「外国貿易は国家の専管事項」として「鎖民」をしていただけだ。北海道からラッコの毛皮が入らなければ、中国の大官は冠るに帽子がなく、「長崎俵物」と言う通り、昆布がなければ中華料理の味も出なかった筈だ。
眼前にはTPP問題が騒がしいが、長崎俵物を見るとその昔、中華帝国はTAP…Trans-Asian Partnershipというのをやっていたことが見える。米国がやっているのはモノマネである。日本の国法は米国の州法と同列で、連邦法はその上位に当たる、というのも中華帝国のマネだろう。
by dehoudai
| 2015-01-01 02:36
| たべもの
|
Comments(0)