2013年 10月 06日
帝国解体 |
上院といっても殆どの法案は下院の議決を追認するだけだから、金が掛かるだけなんで無くても良いじゃないか?という政府提案が国民投票で否決されたとのこと。
1998年の和平まで、近代に入ってからも、近代以前もイギリスと戦争を続けていたアイルランド人としては、色々とこれまでの経緯というものがあるのでしょう。北アイルランドの議席をどうするかも、延々と話が続いて決着がつかないような。
その英国でも「帝国解体」の準備は着々と進められ、スコットランドでは来年の「国民投票」に向けて様々な問題が遡上に登っているようです。曰く「電気代が上がる」「スコット連隊が無くなる」など。
電気代はこれまで連合王国内の電気代を均質化するという、連邦政府の政策で押さえられて来たものが、これからは買わなければならなくなるらしい。代替エネルギーは高いなど言う話。
バッキンガム宮殿の衛兵をやっている連中始め、英国陸軍生え抜きの「スコット連隊」は連邦軍の組織なので、一旦解体せざるを得ない、などなど。
EUが脱近代国家として受け入れられつつあり、20世紀風の「帝国ごっこ」をやっているのは中米露日くらいになってしまった。人口6,500万人の英国もイングランド・スコットランド・ウェールズ・北アイルランドの4カ国になる様だ。「近代国家といっても、戦争しかしなかったじゃないか。」という反省もあるだろう。豊葦原瑞穂国も大東亜共栄圏の仲間に入れてもらう為には、「帝国ごっこ」の頭で米国のパシリというのは具合が悪い。工夫が必要だろう。
by dehoudai
| 2013-10-06 17:15
| にゅーす
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