2013年 06月 11日
Mavericks |
ここはカリフォルニアなんで、
という説明があったが、Mavericksで連想したのは、イングランドの国土全体を延々と区切る石垣だ。
カリフォルニアには、大きな猫もいるが焼印の無い子牛もいるのか?
「無印良品」より意味深長である。
建築史の授業で産業革命期のWinderemere人脈について、漫談をやったところなので、それからの連想だ。
湖水地方
新技術の紹介が続くプレゼンテーションの中で、気になったのは「教育に於けるiBookの活用」だ。
教育とは教科書を丸暗記することというのと
教育とは自分で考える能力を身につけさせることとでは大分違いがある。文明開化の時代には、教科書を丸暗記することで効率の良い産業近代化が出来たが、それだけでは先進国にはなれない。
2011年3月12日は、先進国の技術を輸入したものの、先進国の教科書に書いてないことには対処できない、という意味で文明開化の終わった日だ。
習近平にはアベクンには無かった「山荘へのご招待」があったようだ。中国は産業近代化と所得倍増と有人宇宙船の真最中だが、先進国となるには「習う」だけでなく「考える」人を作ることも必要だ。考える人で天安門広場が埋まってしまったから、戦車で追っ払う、では先進国への道は遠い。
産業近代化が終わったこれからの時代に、日本が生き延びるためには、自分で考える能力が欠かせない。教育者は自分の言葉で語れる人でなければ魅力は無く、教科書はこれまでの事例を集めた、単なる参考書だ。日本の教育が先進国としての質的変換を果たさなければ、新しい技術でこの格差はますます広がるだろう。
Designed by Apple in Carifornia
という文章があるので読んでみると、アイヴ卿の言う「アップルの目指すところはお金を儲けることではない。」ということの説明がある。どちらかと言うとウィリアム・モリス君などが"Art and Craft"という表題を掲げて、集まった考え方に近いのだろう。"Art and Craft"は産業革命の進行で、露わになった問題に取り組むものであり、アップルは産業近代化の終わりに際して目指すところを示している。しかし「高度に発達した資本主義経済」は、発達の仕過ぎで博打打ちの賭場になってしまっている。そうした「先端金融技術」に踊らされる人々には「アップルの目指すところはお金を儲けることではない。」というのは理解しにくいことだろう。
ウィリアム・モリス君達の運動は、産業革命の進行とともに肥大化する資本主義への反感からは「コミューン主義」という側面を持っていた。しかしいずれもお金に困ったことが無い、金持ちの坊ちゃん・嬢ちゃん連だったので、「資本主義と国家」「コミューン主義と国家」という発想には疎かったのではなかろうか。かれらの「コミューン主義」からすれば「コミューン主義国家」というのは原理的に矛盾しているとも言える。
ところが「世界最終戦争」後、ビザンチン帝国の正当な継承者を自認するロシア正教の国で、農奴制経済にしがみつく皇帝を殺したとき、「コミューン主義」というお題目を担いだものが居た。ウィリアム・モリス君達の運動とは似ても似つかないものだったのだが、彼らはそれを「国際コミューン主義」と称して「神の国を地上に拡げよう。」とおっぱじめたから、様々な悲喜劇が生まれた。「世界最終戦争」後の欧州の空気を吸って来て「近代国家なんて戦争しかやらないんだから、イラナイジャン。」とぶちまくったモダンボーイ大杉栄君は、関東大震災のどさくさにまぎれて、殺されてしまった。
今では8,000年の歴史を誇る中華帝国が「コミューン主義国家」を自称しているが、「コミューン主義」を最も信じていないのは、北京政府の幹部連だろう。
"Designed by Apple in Carifornia"は産業革命以来の、英語圏での技術と企業の歩みを前提にしているのだが、これをを中国語に出来る日は来るのか?
cn/designed-by-apple/
jp/designed-by-apple/
kr/designed-by-apple/
es/designed-by-apple/
it/designed-by-apple/
ロシア語、ヘブライ語というのは無いらしい。
Assembled in China
iOS 7. Coming this fall(tvcf)
コミューン主義
by dehoudai
| 2013-06-11 08:10
| まっく
|
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