2013年 05月 24日
家苞 |
浜松辺りで目にする家苞の大傑作は「相良の菰包」だろう。3尺足らずの鰆の一夜干しなのだが、これが菰に包んであるので、ちょうど脇差しに見える。明和の頃からは
や、これは相良の菰包、拝領ものでげすか?と人気を博していたのだろうが、天明6年意次公依願御役御免となるや、
いや、なに、ちょっとな。
相良の菰包なぞ食して、中ったらどうするんだ。ということになってしまったのだろう。ちょいと土産物屋には置いてないが、現在でも献上品の格で作ってくれる家がある様だ。興味のある人は探してみると良かろう。小生は献上品を持て余した某家から拝領したことがある。
相良町歴史資料館の店番は、頭の固そうな文献史学徒がやっていたので、
仙臺河岸と言ふのは、田沼が伊達と組んで墨西哥銀をやろうとした痕跡ではないか?。と問うたら
んなものは依拠すべき資料が無いから、タダの巷説です。と木で鼻を括った様な返事だった。「資料が残ってないから事実ではない。」というのが文献史学の急所であることに、気付いていないのだね。鈴木修の方が実務家なので、余程目があり、せっせと県に港湾整備をさせている。
by dehoudai
| 2013-05-24 16:22
| たべもの
|
Comments(0)