2013年 04月 15日
漫才と万歳 |
村田清光さん
中川晃さん
早川昭夫さん
篠山市河原町を道行き。
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私にとって万歳というと、吉本がテレビに流す「いじめ」を芸能であるかの様に見せて漫才でなく、小学生の頃、正月に漁村などを廻って来た言祝ぎの三河万歳だった。早川師匠に言わせると「江戸で尾張より三河がウケたので、「三河万歳」と名乗っただけ。」だそうだ。正月以外は自動車部品メーカーの会長だったりするのが凄い。
万歳という文字を見ると、今で言えば「サステイナブルな環境への祈り」なんだが、漫才の方は「いじめ」を「仕方がない」と押さえ込む為のものではなかろうか。この国では「いじめ」といっても被害者をケアするだけで、加害者をケアしようということが、なかなか受け入れられない。
明治政府が始めた「自分の頭で考えないで、先生の言う通りにしなさい。」という義務教育は「隊長が死ねと言ったら死ぬ」ヘイタイサンを大量生産する為のものだったのだが、テレビの「漫才」も、そうした国民教育の一環ではなかろうか。「素直な良い子」なら付いて行けるが「自分の頭で考える」子供はどんどん「おちこぼれ」て行く。
低賃金を前提とした大量生産の時代には、それが最も経済的に優位だったのだが、産業近代化が終わり、脱近代化の時代に入れば、これでは国際競争力はあるまい。中国を始めとする後発諸国に追い越され、取り残されて死を待つばかりだ。
今の世界が求めるものは「サステイナブルな環境への祈り」であり、日本の伝統芸能にはそれがあるのに、だ。
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十里の靴
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漫才と万歳
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農村は要らない
ともやさん道行きの芸
by dehoudai
| 2013-04-15 14:10
| うた
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