2012年 09月 06日
Think Different Not |

小麦+牧畜というのが環境を搾取する農業であるのと違い、水田稲作は人力を投入しさえすれば持続可能な農業であり、明仁氏が毎年ゴム長でニコニコとされている通り「旧慣墨守」で人間は幸せになれる。
ところが、江戸時代に磨きのかかったこの「旧慣墨守」の上に、文明開化の「教科書主義」を載せたものが、今の日本の統治システムとなっているのはいかがなものか。
昨年来、原子力保安院その他の政府機構の実体が"Think Different Not"で貫かれていることが暴露されてしまった。そこに顔を出す「専門家」諸君は、御奉行様の思い通りの結論を、いかにひねり出すかで選ばれた人達だ。「おおそれながら御奉行様のお考えは違うのでは、」という"Think Different"は徹底的に排除される仕掛けになっている。
シロートである御奉行様の考え通りにするなら、なにも専門家は要らないのだが、責任逃れの弾除けに専門家が必要なのだ。日本国の国家予算が際限もなく膨らみ続ける割には、国民には「豊か」と実感出来ないのも、その大方がこうした「弾除賃」に消えてしまうためであることは容易に想像出来る。
ことは日本に限らない。ギリシャが債務危機だと騒いでいるが、あれはもっと大掛かりに西欧キリスト教国がトルコいじめにギリシャを使ったのが近代ギリシャの始まりだろうことが
NHKスペシャル
知られざる大英博物館 第2集 古代ギリシャ
"白い"文明の真実
からは想像出来た。
by dehoudai
| 2012-09-06 14:03
| きせつ
|
Comments(0)