2012年 09月 01日
Think Different |
しばらく前に「違いが分かる男のナンタラ」という言い草を、コピーライターがひねり出したのだが「変わってる」というのは未だに我が国ではマイナスイメージが強いのではないだろうか。幕藩時代は「旧慣墨守」ということで「変な人」「変なもの」は犯罪だったのだ。
お笑いタレントが大衆迎合なのはまだ罪が浅いのだが、専門家の大学教授などが、官僚の顔色をうかがって国策を誤るなど、有り得るべからざるることがまかり通り、現在の国の姿を作り上げて来たことが、昨年3月以来露呈してしまった。日本では「是々非々」を言うやつは「変なやつ」なのだ。
担当官は3年経つと部署を移動する、というシロートなので専門家にアドヴァイスを求める。ところがこの御用専門家は、御奉行様の考えを先取りすることで、ご愛顧いただく仕掛けになっており、何のことは無いシロートの言いなりだ。
韓国社会も日本に似ていると言おうか、直民地支配の反動で、王朝期の中央集権を復元しつつあるのか「変わってるのはイカン」「主義者はイカン」となってしまう。
米国は逆に「変わってる」のがお値打ち、みたいなところが有るので、メーワクを蒙ることもある。典型例がPhotoShopElementsの画面。「デザイン」と「見た目」を取り違えているらしく、画面がコロコロと変わるのだが、どんどん使いにくくなって、Knoll兄弟が考えていたころとは、似ても似つかぬゴミソフトになりつつある。変えなくてもよいものを考え出すのがデザインではなかろうか。
CNNも日本語版は提灯以外の、面倒な記事は載せてはいけないことになっているらしいので、この記事もどう扱われるか興味がある。
120906やはり日本語版には出ないでござる。やはり提灯専門でござろう。
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by dehoudai
| 2012-09-01 16:52
| まっく
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