2011年 11月 03日
一神教と多神教 |
霊山近くの秘密基地に置いてあるiMacは、既にそうなっているのだが、どうにもこうにも使いにくい。アプリケーションがスクリーンの奪い合いを演じるので、仕方なしにOSがその仲裁に入るのだが、使い慣れない所為もあって何とも苦痛だ。根本的にアーキテクチャが違うのだ。何でこうなってしまったのかを考えてみたら、
岸田秀的にはこれまでのマッキントッシュは、多神教世界であったものが、OS10.7は一神教の世界となってしまったのだ。なるほどLion=百獣の王=一神教の覇者ということだったのか。これはスクロールが逆になったという様な、小さな問題では無く、ラウンチパッドだのミッションコントロールだの言う、小細工で解決出来るものではない。これは世界観の違いだ。
マッキントッシュが世に出た頃、風情たっぷりに髪の毛を梳いていたオネーサンは「ああ、仏徒で良かった。」と思っていたのかもしれない。
ページトップの図はOS10.6で Safari、プレビュー、PhotoshopElements3、VectorWorks2011、Fetch、MicrosoftExcelを同時に開いているところなのだが、まあ汚いのは不徳の致すところながら、どのアプリケーションが世界征服に成功したか、ということもなく、前後に重なっている。これがOS10.7の世界になると、「現在スクリーンを征服しているのはどのアプリである。」ということになってしまう。
クリスマスで米兵の真似をして騒ぎ、除夜の鐘を聞いて初詣に出かけようにも、これからはその度にどちらが世界を征服するか、ということをしなければならない。住み慣れた多神教的マッキントッシュの世界が、アフガンかガザ地区か新疆ウイグル自治区になってしまうのだ。一神教を奉ずる限り、世界から戦争は終わらない。何とも情けないことだ。
Tim Cook君のお宗旨は知らないが、曹洞宗に改宗してもらうか、次期CEOは是非とも仏徒かヒンドゥー教徒にやってもらいたいものである。南無釈迦牟尼仏南無釈迦牟尼仏合掌礼拝。
by dehoudai
| 2011-11-03 17:34
| まっく
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