2011年 10月 23日
コンピュータ禁止 |
コンピュータの代わりに紙と鉛筆、編み棒と粘土で子供を育てているそうだ。さもありなん。ディジタル機器の力を借りなくても、課題を処理する能力を身につけなければ、今後ますます人を使う職には就けなくなるのは明らかだ。
それに引き換え我が国では、「情報処理技術」を身につける為に、小学校でiPadを生徒全員に買い与えて、先進教育と胸を張っている状態だ。中学高校6年間英語を教えても、しゃべれる様にならないのは遅すぎるからだと、日本語で考える能力を身につける前の小学生に、英語を聞かせるという、気違沙汰に走るところからすれば、文部省も欧米コンプレックスの巣窟に違いない。新幹線の英語車内放送が相変わらず「白人訛り」なのも同じ理由だ。
当家では「友達付き合いが出来なくなる。」と脅迫されて1985年にファミコンを導入したのだが、文部省幹部連は自分ちの子供に、ファミコンで歯が立たないことに気付かないのだろうか。そうした連中がケータイ無しには何も出来ない人間と入れ替わると、事態はますます混迷の度を深めるのだろう。
おやじがジョブス君の伝記を紙で買おうと思わないのは、単に新幹線にもコンセントが増えたからだ。ドアの脇の席は大体混んでいる。
by dehoudai
| 2011-10-23 22:31
| まっく
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