2011年 03月 17日
特攻隊 |
「さる人」ナベツネさんの日テレでは空軍特攻隊が放水をする映像を流していた様だ。第二次大戦の特攻隊は「あれは志願で、天皇陛下の命令によるものではありませんから、ちゃんとした戦闘機を使わせる訳には行きませんでした。」という訳なんだが、今回は総理大臣の命令によるものだ。
第二次大戦後、自衛隊と称したのは自衛の為、という論理だったはずだ。しかし国を守るには、軍隊という組織を守ってこそであり、軍隊は国を守るのが任務なので、国民を守る訳ではない、というシカケが渡嘉敷島集団自決事件でも明らかになった。国軍には経済産業省原子力あんぽんたんの様な病気は蔓延していないだろうか。
ふと遠藤三郎中将を思い浮かべる。
軍人の中にも遠藤中将のように「統帥の中枢」にあって「是々非々」を通して嫌われ、花の砲兵で「軍功抜群」だったのを妬まれて、海のものとも山のものともつかない航空に飛ばされ、ここでもパレンバン降下作戦で抜群の軍功を立てて、兵学校の校長先生に追い払われ、戦後は「日中友好元軍人の会」を作っては、また嫌われる、という筋金入りの軍人も居る。
遠藤中将は陸士26期で、硫黄島の栗林忠道のみ大将に進級しているが、洪思翊、田中隆吉、花谷正と、終戦時の国軍の中枢という世代だ。遠藤中将の部隊は損耗率が高かったというが、自伝の中で指揮下に戦死したものは、一兵卒に至るまでその「氏名軍功」を記している。「指揮官先頭」を貫いて自分の乗馬を盾に命拾いをしたり、数度の不時着をしたりと、「前線では毎日何万と言う戦死者を出しながら、市ヶ谷では前線そっちのけで頭の取り合い、」と言う連中とは大分違う様だ。福島原発上空特攻隊の事なきを祈る。
軍隊は国を護る
第二次大戦後、自衛隊と称したのは自衛の為、という論理だったはずだ。しかし国を守るには、軍隊という組織を守ってこそであり、軍隊は国を守るのが任務なので、国民を守る訳ではない、というシカケが渡嘉敷島集団自決事件でも明らかになった。国軍には経済産業省原子力あんぽんたんの様な病気は蔓延していないだろうか。
ふと遠藤三郎中将を思い浮かべる。
軍人の中にも遠藤中将のように「統帥の中枢」にあって「是々非々」を通して嫌われ、花の砲兵で「軍功抜群」だったのを妬まれて、海のものとも山のものともつかない航空に飛ばされ、ここでもパレンバン降下作戦で抜群の軍功を立てて、兵学校の校長先生に追い払われ、戦後は「日中友好元軍人の会」を作っては、また嫌われる、という筋金入りの軍人も居る。
遠藤中将は陸士26期で、硫黄島の栗林忠道のみ大将に進級しているが、洪思翊、田中隆吉、花谷正と、終戦時の国軍の中枢という世代だ。遠藤中将の部隊は損耗率が高かったというが、自伝の中で指揮下に戦死したものは、一兵卒に至るまでその「氏名軍功」を記している。「指揮官先頭」を貫いて自分の乗馬を盾に命拾いをしたり、数度の不時着をしたりと、「前線では毎日何万と言う戦死者を出しながら、市ヶ谷では前線そっちのけで頭の取り合い、」と言う連中とは大分違う様だ。福島原発上空特攻隊の事なきを祈る。
軍隊は国を護る
by dehoudai
| 2011-03-17 12:06
| にゅーく
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