2010年 07月 31日
長崎産 |
10年後は一体どうなっているのだろう。遠洋巻網漁の鰹は、人間が食べきれないと、猫のエサにしている様だ。13億の中国人が所得水準の上昇とともに刺身に目覚めた暁には、猫のエサにする必要は無くなるだろう。鰹資源がニューギニア北岸辺りで巻網で一網打尽にされ、そのまま中国へ送られれば、遠州灘に鰹が「上ってくる」ことも無くなるかもしれない。
今まで通り鰹を食べ続けようとすれば、1本2,000円くらいだろうか、持続型漁法の採算ラインを守る工夫をすること、もち鰹が食べられるのは、昔ながらに「産地の特権」だ。そして国際的な資源管理だろう。
ヨーロッパの牧畜業などを源流とする「徹底した捕獲による自然種の絶滅」と「商品化された種による養殖」はなんとかして避けたいものだ。生態系の破壊を伴うこのような食料生産は、1,000年-2,000年で草原を砂漠にしてしまう、畑作小麦+牧畜という文化には向いているかもしれないが、最古の栽培種の化石が8,000年前-しかも遺跡周辺では変わらず同じ米を生産している、という水田稲作文化には向かない。
これを半身食べたのが27日で、28日にはアラと一緒に50円で売っていた「昨日の刺身」を美味しく食べたのだ。
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by dehoudai
| 2010-07-31 14:18
| たべもの
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