2010年 06月 19日
浜名湖周航の歌 |
大体カッターという代物が奴隷漕ぎの強要なので、指導者が楽な割には奴隷が苦しむというところが、お気楽な教育者に受ける所以だろう。ヨットが「学ぶ」ことと「問う」ことを交互に繰り返さないと、上達しないのに対し、カッターでは「問う」ことは禁じられ、ただ命ぜられるままに漕ぐだけ、という点で現代日本の教育を象徴している。殺される奴隷はたまったもんではない。
やはり浜名湖には川瀬巴水が示した様に、和船が似合う。和船はそこの水に精通した船頭が額に汗して舟を進める。と言ってもカッターの様に力づくのスピードは出ず、「水に親しむ」のにちょうど良いスピードで舟は進み、手元に酒樽があっても苦しくないのだ。
昨日は空襲記念日だった。軍事目標ではなく、中心市街地に対する「大量破壊」だ。下手人による自慢たらたらの記録がここにあるので、参照されたい。今年は深夜より強い雨が降ったり止んだりだっただった。65年前の天気が昨日の様であれば、死者1,800人という被害は無かったか、というと、なにせ戦争に慣れた国の仕業なので、別の日に振り替えられたのではなかろうか。
by dehoudai
| 2010-06-19 14:25
| はまなこ
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