2010年 01月 18日
4億円 |
田中角栄氏の頃は検察庁特捜本部というのが「正義の味方」をやっておれた幸せな時代だったが、現今の国民感情は「検察幹部の生涯給与は何億円だろう。」といったところへ向うのではなかろうか。
現在の日本では初任給300万円で40年間働くと、直線補間すれば、退職時給与が300万円という、恵まれない人でも生涯給与は1億2000万円、900万円という恵まれた人なら2億4000万円、医者でもやっていて、2,100万円で終われば4億8千万円になる。「『政治資金4億円』とブチ上げれば、コクミンのミナサマは怒り心頭に達するだろう。」という読みの検察幹部は、どういった金銭感覚をお持ちなのか、コクミンのミナサマは馬鹿にされたと思うのである。
田中角栄氏の頃、「平均的住宅が年間所得の3倍で手に入る」というのが来たるべき明るい未来だった。あれから30年。実は明るい未来には「2人でフルタイム労働」という但し書きが付いていたのが明らかになった。それも土地を持っていてのことで、これから土地を買うには、生涯所得を全てつぎ込まなければならない。「こんな日本になっちゃったのは誰のせいだ?」というのが今回の選挙の結論であることに、検察庁の高級官僚はお気付きでない。
by dehoudai
| 2010-01-18 10:45
| にゅーす
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