2009年 03月 02日
くさいものにふた |
「自衛隊を動かしてでも、ぶん殴るぞという姿勢を(北朝鮮に)見せなければ拉致問題は解決しない」などというのが「侵略」なのかと言うと、そもそも「侵略」というのは、土地所有を経済基盤にするヘブライ教、キリスト教、イスラム教などの牧畜民俗のすることで、水田稲作という労働力集約型の農耕文明を、数千年に渡って受け継いで来た儒教圏では、土地など持っていても、言うことを聞く農民が逃散してしまっては意味がありません。領土支配でなく、「言うことを聞かなければ」「ぶん殴るぞ」という人頭支配が、古来からの儒教圏における戦争の有り様なのです。「地主大権現」というのが謡曲にも出てきますが、この「ジシュ」というのは土地所有権を指しているのではなく、敵が来た時に、敵に向かって「オマエ、誰に向って手を上げいるのだ。」と守護してくれる神なのです。
人頭支配という儒教圏における戦争の有り様は、「オレがオマエの言うことを聞くか、オマエがオレの言うことを聞くか」という、吉本新喜劇のボケとツッコミに形を変えて、日々テレビから国民教育のために流し込まれております。人頭支配が得意な割には、陸の国境線を持たない我が国の歴史から、領土支配は苦手で、「北方領土・尖閣諸島・竹島」などという領土紛争に当っても、国民の総意なんてのはなかなか出てこず、「以和為貴」というわけで先送りにされてしまいます。
by dehoudai
| 2009-03-02 13:15
| にゅーす
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