2009年 01月 16日
実験中止 |

まだ一月や二月は美しいままだったろうと思う。しかし土鍋に積上げたどんぶり鉢などと一緒に力任せに扱ってはいけない、というのが杉箸なのだ。日本人は長い間そうした繊細な、優雅な食事を長い間して来たのだろう。そうした繊細さ、優雅さといったものが産業近代化とともに、急速に崩壊しつつある。
我が家のテーブルカトラリーは機内食用のそれで揃えてみた。あれは御持ち帰りいただくために航空運賃に含まれる、アメニティーグッズの元祖なのだ。2001年以前にはステンレス製であった。古いものではBOACと記されたものもある。

機内食用のスプーンは「スープに小さく茶に大きい」という「エアスプーン」と言うべきサイズなので、これまた気に入らない。シチューなど食べる時には韓国で買って来たスッカラが気に入っている。柄の太さが細く、口に入れた時の口当たりに、欧米におけるテーブルスプーンと違い、箸と共通する優雅さが感じられるからだ。
実験中止
by dehoudai
| 2009-01-16 02:56
| たべもの
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Comments(1)

新年早々の仕事、お疲れさん。ブログ復帰してくれてうれしいです。この寒さも今日までらしいけど、昨日、早々と暮れた道を歩いていて、正月の寒さってこれが普通だよ、と思いました。暖冬化をあらためて実感した次第。