2008年 10月 07日
その後のロングピース |
JTvsコンビニの勝負はコンビニの勝。私の消極的節煙法は、というと一日1箱と2/3箱を行きつ戻りつして、先には進んでいない。
何処で買うか
というと、最寄りのタバコ屋は下池交差点の麹屋酒店である。それから市役所前の狭山酒店。松城町の岡本菓子店。
時間外だと五社下のファミマ或いは常盤町交差点のヤマザキデイリーだ。タバコ屋、菓子屋だけでなく、酒屋、八百屋、魚屋なども中心市街地からどんどん姿を消してゆく。
文芸書に「角のタバコ屋の看板娘」なんていう言葉があっても、これからは注釈の入る時代になったのだ。
先日は海老塚町のとある角のタバコ屋を覗いたら、奥の方でテレビを見ていたらしい、元看板娘、今は後期高齢者が出て来てくれた。「ロングピースいっこ。」と言うと「ロングピースかね、ふたつかね。」「いっこでいいよ。」「ふたつかね。」と押し問答になってしまった。こうなると顔つきまで、最近よく見かける後期高齢者の「意地悪き相」になってしまう。
対照的なのが麹屋酒店のオヤジ。麹屋で酒を買わなくなって久しいのだが、「ロングピースいっこ。」と言うと「はい、有難うございます。」と笑顔で渡してくれる。作り笑顔ではなく、客の求めに応じることの出来る幸せみたいな、商人の喜びの源、が感じられる。こちらまでつい「ありがとう。」と応えてしまい、その分幸せになれる。
角のタバコ屋の看板娘が、いっこ100円の煙草を商って、幸せになれた時代は遠くに去ってしまったのだろう。
岡本菓子店のおばさんは、高校入学の5月に死んだ同級生の母である。道路拡幅を機に、国鉄の給料だけでは子供を育てられない、と始めたそうだ。昭和30年代、このあたりにも子供がうじゃうじゃといて、門前市をなしていた。
横須賀城下、大淵の人なのだそうで、昭和22年当時には横須賀まで塩を作りにくる人が居た、という話を聞いた。「親方だけ座敷へ泊まって、他の衆は納屋へ寝てた。」「あれは商売でやってたじゃなくて、ものがないときだで、自分らで使う塩を作ってただね。」のだそうだが、実は我が家でも満州からの引揚後、姉が浜まで塩汲みの手伝いに行ったことがある、と聞いた。
長谷川時雨の「旧聞日本橋」には、御一新で駿府へ落ち延びた旗本が、その日その日の糧を求めて「遠州御前崎で塩汲みをやった。」とあるので、大昔から繰り返された光景なのだろう。塩専売が外資系企業に売り渡されないで自由化され、瀬戸内の塩などが手に入る様になっただけでも、多としなければならない。
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090402 経済封鎖
Too Long Peace?
その後のロングピース
長い平和が消える?
処方箋
長い平和が消える
ロングピースが消える
by dehoudai
| 2008-10-07 08:52
| まちづくり
|
Comments(1)
Commented
by
kuunuu at 2008-10-08 01:09
タバコ屋までずいぶん遠くない? 豆腐屋へ何里、ってもんですか。私もカードは持っていません。3個とおか少しまとめて買うようになってしまった。カードをつくれといわれて、「個人情報をこんなもんで登録したくない、だったらやめるよ」と言ってしまいましたが。難癖じみていますが、本音。
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