2008年 08月 21日
英語の要らない国 |
設計している住宅でキャビネットを輸入する事を考えています。英語で図面が書ければこの方が安いのです。
数日前には悪友とカラオケに行って、セブ島から来たと言うお嬢さんからいつもの質問。「どうして日本人は英語がしゃべれないのですか。」「日本人は英語がしゃべれなくても暮らせるからさ。」
15世紀末以来、世界の広い範囲が英語あるいはスペイン語・ポルトガル語をしゃべる人々によって「平定」されて来ました。そこでは生まれながらの言葉ではなく、支配者の言葉を習得しなくては暮らして行けなかったのですね。生まれながらの言葉だけで暮らして行けるという、日本では誰も不思議とも思わないこの事が、実は世界でも稀な幸せな事といえます。
そういえば「そんなこと言うオマエは何てノーテンキなヤツなんだ。」というわけで、やまとぅぐちと英語にいぢめられて来た琉球国で、故照屋林助教授の「琉球語講座」を受講したことも有りましたっけ。
「琉球の風」かなんかで気付いたのですが、NHKの大河ドラマも当時の言葉で、字幕付きでヤルと面白いと思うのです。篤姫が幕府用人に向っては武家言葉で、西郷に向っては薩摩言葉でしゃべる、お互いに何をしゃべっているのか解らないという。
by dehoudai
| 2008-08-21 01:55
| まちづくり
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