2017年 07月 10日
地頭方福一丸他 |
【7月9日朝市】
和歌山県冨喜丸、地頭方福一丸、吉田新徳丸かつお4.3トン(昨日釣り)
てんだが、「昨日の鰹」はまだあるだろうと思い、Zazaへ行ってきた。
冷蔵庫の無い時代に育った方々は「昨日の鰹は煮るか捨てるか。」とおっしゃるが、今では冷蔵庫がある。にもかかわらず、消費者心理は冷蔵庫の無い時代のままなので、平民には工夫のしどころがあるのだ。
バスク・ガリシア地方ではどうやって食っているのか、少し探してみた。食べ物なんて、現場で状況を確認しながら食べなければ、本当のところは解らないのだから、ホンの参考だ。
BBCのお料理ページを見ると、あれまあだったのは、料理法ではなく上の写真の通り、「これが鰹でゴザイマス」という魚の、縞が逆なんであるね。普通に見る鰹は背が黒く、腹に縞が入っているのだが、これでは「縞の合羽に三度笠」となってしまって、清水次郎長一家ではないか。
待てよ、と思い出したのは南駿河湾漁協のfbを見たときに、かすかに感じた違和感だった。確かめてみると、やはり間違いではない、 堅気の鰹ではなく、渡世人の鰹ではないか。御前崎は清水が近いので、渡世人の鰹も紛れ込んでいるのだろう。
確か何十年か前にこれと同じ鰹を見て「?」と違和感を感じたのだが、そのままになっていた覚えがある。
さて南駿漁協によればあれは歯が生えているので歯鰹というのだそうだ。人間だと脇差だが、鰹だと歯になるのだろう。バスク・ガリシア地方には人間で言えば脇差を差した鰹が多いとなると、結構危険である。
さて英国放送協会のウェブページなど参考に鰹のトマト煮を食べて見た。ウェブページで目新しかったのは鰹に粉を振って、揚げてから煮込め、というのだ。
外が焦げて中が生。
では、アジア各地に焙乾・燻乾によるカツオの保存法が紹介されていたが、これとの関係だ。以前浜松では「かつお祭り」というのをやっていたが、刺身だけでなく、世界各地のカツオの食べ方を紹介するのも良いのではないだろうか。
170716
やはりガリシアで鰹節を作っている人もおいでだ。
by dehoudai
| 2017-07-10 06:47
| たべもの
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