2017年 06月 20日
本日入荷 |
舞阪へ塩辛を買いに行ったら、世間の船が来ていたので、街の様子を観察して来た。これは昨日6月19日の様子。
有楽街には貼札がちらほら。
有楽街には貼札がちらほら。
浜値が3,000円/kgだとするとカツオは歩留まりの良い魚なので、正身が5,000円/kgだろう。一人前100gにすると材料費が500円になってしまう。飲食店の原価は食材が1/3、人件費1/3、固定費1/3というところだろうから、この辺りが限界だ。一人前75gにして、お代わりをさせるのも手だな。
千歳新道に行くと貼札が目につかない。社用族で栄えた街なので「一見さんお断り。」と、無粋なことを言う代わりに「もち鰹あります。」という貼札をしないのだろう。
紀州の船は氷で締めないのが本格だ。そしてカンコの水は100%海水でなく、真水を混ぜてあるのだが、その割合は船によって秘密なのだそうだ。
旦那衆は「あるか?」とも聞かず、もちろん値も聞かず、もち鰹をたらふく食っているのだろう。平民は猫飯に塩辛をのせて食べれば、これも美味い。
紀州の船は盆月には国へ帰るようなので、あと十日だ。今年は閏六月があったので、季節の行くのが遅いのだ。季節は海水温で決まり、海水温は月の満ち欠けで決まるのだが、天気予報にはそうした解説が出てこない。
by dehoudai
| 2017-06-20 07:15
| たべもの
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