2017年 06月 13日
竹筏 |
台湾の国道11号線をバイクで走り、漁村があったのでのぞいてみました。
驚いたことにこの辺りの漁船は竹の筏なのです。竹といっても今では塩ビか何かの水道管みたいなもので出来ています。
驚いたことにこの辺りの漁船は竹の筏なのです。竹といっても今では塩ビか何かの水道管みたいなもので出来ています。
漁業というのはその地その地に古くから伝わった漁法を守らないと漁ができない、というものもあるはずなので、そうした漁に使う船なのでしょう。
網を繕っているので聞くと龍蝦だそうです。イセエビなのですね。 網の繕い方は舞阪あたりと似ているようです。 伊豆の下田でも昔に比べて魚影が薄くなり、なんとか食いつないでいるのはイセエビだと聞いたことがあります。
まあ見た目は凄いが、それほど食いでがある食べ物ではございません。鰹を下ろすと身が7割ですが、イセエビをしゃぶっても3割が良いところでしょう。
中国大陸の人々は龍蝦ダイスキで、猫と一緒に炊き合わせて「龍虎鍋」だそうです。今や世界のどの港へ行っても、大陸の商社が日本商社の倍付けなので、もう日本人はイセエビを食べられないそうです。他に目についたのは飛魚。干物にして観光客に出しています。
ミソシル
ということでした。
大漁旗の代わりに中華風の三角旗が。
立ち寄った今風の民宿でカプチーノを飲み、ふと店の中を見ると黒玉の展示場になっていました。黒玉は玉の中でも黒いもので、磁性体だそうです。
その中に黒玉ではなく、乳白色のペンダントが目につきました。 その形から思い出したのは日本書紀の景行天皇53年(4世紀?)「磐鹿六獦命が角弭で頑魚をとらえた。」という記事です。もしかするとこれが角弭というものかもしれません。家伝の宝物みたいな値段で、手が出ませんでしたが、結構こうしたものにも伝統的なデザインが伝えられているのかもしれません。
by dehoudai
| 2017-06-13 17:41
| たべもの
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