2016年 07月 23日
馬渋滞 |
馬で金儲けは不可能
相馬国では陸軍特別演習が行われたのだが、隣国のものはそんなこと頭に残らない。本来なら2-3個前の信号で曲がって陸軍特別演習を避けなければならないのだが、気がつくと既に遅し、絶体絶命である。
ここで変なそぶりを見せると。
や、伊達の間者だ、召取れ。
となってしまう。
相馬国は慶応4年夏、いち早く官軍に恭順したのだが、地蔵川の彼方は伊達藩領であり、徹底抗戦、藩と運命を共にした。9月20日仙台が恭順した時には、官軍は伊達藩領になだれ込んでおり、休戦ラインが現在の県境だ。伊達藩領から切り取られたところを新地町という。
仕事のことで頭がいっぱいの若社長は、相馬国陸軍特別演習に突っ込んでしまうが、新地の娘どもも伊達男が好みではあるまいか(まあ、逆もあるようだが)。自由民権運動の時代にも、相馬と新地では温度差があるかもしれない。
相馬駅前ビルにある国立図書館には、新地町の戊辰戦争の関連資料は幅30センチほどしかないが、会津国のものは2m近くある。現在も相馬国はテレビの時代劇に出る軍馬を一手に引き受けている。
写真は伊達藩目黒博樹氏
by dehoudai
| 2016-07-23 15:52
| まちづくり
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