2015年 10月 26日
安波様 |
危険地域なので住宅が建てられない、従って敷地には困らないということか。各地で観光用の祭りが大々的に行われるが、漁港の祭りは観光用ではなく、産業上の要請で行われるものなので、各地で仕来り通りに厳修されている。
新地町釣師の安波様は請戸の安波様の御分霊だそうだ。新地町ではそれなりに復興が進んでいるが、請戸ではなかなか難しい。線量が高すぎるのだ。津波は天災だが、こちらは明らかな人災だ。漁業者は自然が相手なので、仕来りを重んずる。原発事故もこれから何百年と語り継がれることだろう。
日本のような地震国に原発を作るなど言語道断、という声は海外からは聞こえてくるが、日本政府は「完全にコントロールされています。」と胸を張っている。「汚染水処理が、」ではなく「報道が、」ということだろう。昨年6月6日には,テレビのダッシュ村に出演していた三瓶明雄さんが亡くなった。死因は急性骨髄性白血病だ。人の噂の半減期は75日かもしれないが、放射性物質の半減は数万年というのもあるぞ。
安波様の奉献酒は「磐城寿」というらしい。もともと安波様の謂れが、海中の小島に真水が湧き出て、ということではなかろうか。沼津の大瀬神社にも、同じように海中の小島に真水が湧き出る池がある。船乗りにとって海中の小島に真水が湧き出ておれば、これほど有難いものはなかろう。
請戸の「磐城寿」は、縁があったらしく今は山形県長井市で醸しているらしい。
作詞:あおき ふみお 作曲:横沢 芳一
都会で出たゴミ しこだまつけで トラックこっちさ のんべにくる
こごらの土地は 値打ちねえがら ゴミぶん投げんに 丁度ええなだど
※
白河以北 一山百文て
見がすめらっちゃ あん時がら
あっちの野郎めら 持ってくんなは
おらだのだってもの ばっかしだ
リゾートなつうもの こしゃうために 山だて沢だて ぼっこされる
ちゃらちゃら遊ぶ 野郎めらのため なしておらんだが 泣がんなねなや
※ (繰り返し)
原発みだいな だってものは なえでもこっちさ 押しつけてよごして
ええ思いしんなは われらばっかし ばっぺなもんだな 東北なつうなは
※ (繰り返し)
ゴミだて原発だて おめだのもんだも そっちで何とが すんながスジだべ
ゴミにまみっちぇ 生きてみんだ 原発背負って 暮らしてみんだ
釣師で印象に残っているのは「かどや商店」
洋品店でもあるのだが、夏になると海水浴用品を売っていた。駅を降りた海水浴客が、ぞろぞろと買い物をしていた感じ。1960年代の日本のあちこちで見られた「海水浴場」の風景だ。
by dehoudai
| 2015-10-26 12:13
| まちづくり
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