2015年 03月 22日
スモーキーマウンテン |
満州からの引揚げの子供で、地元の子供と遊んでいるうちにいつかはぐれてしまい、気がつくとそんなところに立っていた。
地面の奥底で何かが燃えているらしく、冬でも暖かかった。拾うようなものもなく、廃品回収業者などもいなくて、作業員も居たり居なかったりだった。秋口には大きなスイカなどがなっていたりしたが、さすがに食べようとは思わなかった。 浜松市西部清掃工場というのを見物してきた。現代の清掃工場はだいぶ様子が違う。巨大な工場からは匂いもしない。 焼却炉は完全に密封されているから、中の様子はモニターで見るしかない。1970年代に「ゴミの島」が問題となり、世田谷清掃工場を作る頃に、こうした技術ができたのだろう。 港北ニュータウンのように、その後の大都市の清掃工場は、街中で見かけるようになった。他の子供からはぐれ、かってはスモーキーマウンテンをうろついていた子供は、今はどこにいるのだろう。
by dehoudai
| 2015-03-22 10:32
| まちづくり
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