2014年 10月 11日
残された地図 |
元々は中学の頃、薬局のせがれのT君とノートの切れ端に「空想国の地図」を書いていたのだが、それが嵩じて古地図の贋作方面に進んだのだ。
先ずやってみたのはローマ時代の世界地図。山の向うは人外魔境さ、ということで人外魔境は海と同じなので、海、ということにしてある。記憶が定かではないが、高校時代の地理の時間に使った地図帳の後ろの方に載っていたのではなかったかと思う。これはこれで面白い。
彩画堂で版木と彫刻刀を買って来て、数日掛けて掘ったものだ。年賀状を作ったついでにやってみたものかもしれない。
これが面白くて、次にやってみたのが上に掲げたPEIの地図。
元図は中部中学校の門前にあった古書店で仕入れた、
The International Reference Atlas
J.G.Bertholomew LL.D.
George Newnes Limited @1910
近くにNYKのパーサーをしていた、という方がおられるので、その辺りから出たものかもしれないが、今となってはお話が聞けないのが残念だ。
これからPEIを拡大コピーして版木を彫った。GoogleStreetViewなどというものが無いなので充分に「想像の余地」があった時代だ。今から思えば妄想といったものだろうが、ストリートビューを見ても「外浜」や「橋」なんてのは浜名湖とそれ程変わっている訳ではない。
以前ケープコッドの先端まで行ってみた事もあるが、浜そのものは五島の浜とそれ程変わらない。私は結構「われは海の子」なのだ。
残された地図
by dehoudai
| 2014-10-11 10:55
| まちづくり
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