2014年 08月 15日
飛んでけ |
あのころ、日本は希望に満ちていた。
これに乗ってどこまでも飛んで行けた。
街並を抜けると砂利道が続いていた。
その中を土煙を上げて、どこまでも飛んで行けた。
ピカピカぶりを御覧下さい。
あのころの「アメ車」尾翼がついていた。
でも高嶺の花だった。
今では道も立派になった。
「アメ車」は「日本車」になってしまった。
しかしあのころの「ワクワク」はあるのだろうか。
頭に浮かんだのは常磐線新地駅の「駅長さん」。自宅の前を常磐線が走っていたので国鉄に入った、という乗り物好き。土煙の中を未来に向かって飛んでいた世代だ。
砂利道ではケツが痛いから、早く走るには腰を浮かせたまま乗るのさ。
この国では全ての人間関係が「上下」で決まってしまうけれど、改札口では通学の高校生と「目の高さ」で話が出来て、色々教えてもらったのが楽しい思い出。
「夢のアメリカ」もカラクリを知るとナーンダ、という様なものだった。
そのアメリカでも、われわれの世代の最大の課題は
子供に自分たちと同じ水準の暮らしをさせてやれるか?
だそうだ。
by dehoudai
| 2014-08-15 16:21
| きせつ
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