2014年 08月 12日
反逆罪 |
Manila Bulletine
憲法学者のH君に言わせると、日本国の法体系の中には大日本国憲法の「反逆罪」の残骸の様なものが残っているそうだ。「反逆罪」は「主権者への反逆」であり、フランス国などでは革命があると、これで君主・貴族の生首を量産したものだ。
日本では主権者が国民ということになったのだから「国民への反逆」を裁く法律にしなければならないのに、放ったらかしなので、反逆の対象が誰なのか良く解らんとのこと。新しい法律を作るのはヤメにして古い、法律の片付けをしたら如何かと思うのだが。
法令集実はゴミ屋敷かも知れん。典型的なのは建築基準法にある木構造規定の「筋交い」だ。関東大震災の後に「筋交い」が法制化されるということで、遠藤新君が
ナンセンス。
と声を上げたのだが、皆さん
あいつは辰野金吾先生に楯突いたやつだ。
というわけで、等閑視され、伝統構法は廃絶。元々戦時木材統制令のための、3寸柱の前提であったものが、今だに検証もされずにナンセンスがまかり通っている。桂離宮みたいなのは「ただし」書きだ。
税金つまり国家予算の用途が、国民の納得出来るものなっていない、というわけで民主国家とは程遠く、
御奉行様のお話は大変結構な事なので、
邪魔になんねえ所でやっておくんなさい。
財政赤字で身代限りになってもアッシには関係無いこって。
というのが日本人の主権者意識だ。知識人は憲法9条を云々するが、その前に憲法前文には
恐怖と欠乏から免れ、
とあり、統治機構が国民を恐怖と欠乏に陥れているとすれば、憲法違反であり、反逆罪であるのであるっ。(昔はここで鼻の穴を拡げて、拳で飲屋のカウンターをどんと叩いたのだが、歳の功で最近はやらない。)
私案を伝授しておいた。
国会議員には帯刀を許し、
帯刀者同士の殺傷は刑事訴追されない。
これでテレビも「刃傷松の廊下」は国会中継用の機材を使えば済み、Googleの素人ビデオで番組の穴を埋める必要が無くなる。ゴールデンタイムには「各党の主張」と「日本刀お宝拝見」を混ぜて流せば良いのだ。「パンとサーカス」は国家統治の王道である。
by dehoudai
| 2014-08-12 11:10
| きせつ
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