2014年 06月 28日
町の特徴 |
「歯がゆい。」「じれったい。」というのが実感であるようだ。「町」というアイデンティティーが希薄になっていることがうかがわれる。
住民の半分程が借家なので、そうした人々が「寓居」という意識なのは仕方が無いだろう。自分で家を建てて他所から引っ越して来た人々でも、地域への帰属意識より、会社への帰属意識が強い、という人も多かろう。
先祖代々屋敷を守って来た人々も、かっての様にエリート層としての特権を与えられている訳ではない。「まちづくり」に尽力しようとしても「そういうことは行政がやりますから。」と言われるのがオチだ。
その割には3年すると担当者が入れ替わってしまうので「町の特徴」など消し飛んでしまう。お上からすれば自治会というのも幕藩時代の五人組と同じく「上意下達」の仕組みなのだろうか?
今や地域の独自性が発揮されるのは、凧揚げぐらいのものだろうか?そう思ってふと若者の話を思い出した。
「他町で出てます。」
という若者が多いのだ。これでは地域の歴史資産など振り向く人も居らず、消えて行くだけではなかろうか。そうして町としての特徴の無い、ノッペラボーの市街地が拡がるのだろうか?
Kさんは1940年生まれで満州引き揚げというから、小生のネーチャン達の世代だ。「24の瞳」と「カルメン故郷に帰る」の世代かっ。
by dehoudai
| 2014-06-28 19:06
| まちづくり
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