2014年 06月 14日
国民皆兵 |
ナポレオンはこれをひっくり返して「国民軍」と称し、戦争は全員参加ということになってしまった。我国でも慶応4年戊辰戦争までは、
おい、今度公方様と天長様が戦争やんだってなァ。
そいつァ豪気だ。見逃せねェぜ。
という具合だった。
それが御一新で「国民皆兵」ということになった。馬関戦争に負けた長州藩では、吉田松陰先生なぞがナポレオンの国民軍の研究をしておったのだ。かくして日清戦争の我軍の戦死者7,000人が、第二次世界大戦では我国の死者550万人、日本以外のアジア全体で2,000万人ということになってしまった。
故井上ひさしさんが、講演で次の数字を揚げていたそうだ。
第一次世界大戦 軍人95% 市民5%
第二次世界大戦 軍人52% 市民48%
朝鮮戦争 軍人16% 市民84%
ヴェトナム戦争 軍人5% 市民95%
朝鮮民主主義人民共和国の皆さんは「国民皆兵」と言われても耳タコだろうが、平和憲法を戴く日本国民は戦争がヘタなんである。
ところが次回の戦争では皆が秒速で蒸発してしまうから、軍人か市民かの区別もつかない。
御奉行様と国策企業が年貢をじゃぶじゃぶ使い続ける間に、負債1,000兆円超になってしまったのも困った事だが「戦争やってチャラにしようぜ。」だけは避けたいところだ。
安倍太政大臣が「票の格差」という「憲法違反」の存在である自覚からか、狂っているのも困った事だ。
by dehoudai
| 2014-06-14 11:45
| はんせんろん
|
Comments(0)