2014年 06月 09日
消された街 |
「明治末期浜松の面影」
中央図書館郷土資料室蔵
ヨーロッパの街は人々の記憶が重なって、成り立っているようなところがありますが、日本では平民の記憶を消し去り、国家統治機構に都合のよい記憶でまちなみを作ろうとすることがある様です。
区画整理事業によって、浜松の産業を支えた用水堀は地下に埋められ、人目に付かなくなり、その上に見てくれのせせらぎが流れています。中心市街の川を暗渠にして、上を駐車場と鉄道用地に使うという、ヨーロッパの都市では考えられないことが起きているのです。
by dehoudai
| 2014-06-09 01:41
| まちづくり
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