2013年 11月 17日
ポニョ |
海上自衛隊の救援艦隊が順次出港しつつある様だ。「国防の本義」は自然災害との戦いにある、というのも憲法9条のひとつの形だ。
頭をかすめるのは、老人達が「幸せそうな顔をして」津波に消えて行くシーン。子供や、子供を育てる親達を別にして、東北大震災でも「幸せな人生だった。」と感じながら津波に飲まれて行った高齢者が居るのではないだろうか。
動物の場合、繁殖期の終わりが寿命であって、幸せに死んで行くのが普通な様だ。ところが人間の場合には、繁殖期が終わっても、「幸せそうな顔をして」死んで行けない人が多い。福祉国家と言いながら、生産性の低い高齢者が、若者から金を巻き上げてのうのうと暮らす国には、未来があるとは思えない。 英国では「揺りかごから墓場まで」を誇った福祉制度は、来日中のポ−ルマッカートニー出演の映画”A hard day's night”に見るように、1960年代後半に崩壊し、その後サッチャー政権下で改革が行なわれた。救急外来で運び込まれた老人が、ストレッチャーのまま廊下に8時間以上放置されて死んでしまう、というのは健全財政の結果だ。
60歳を過ぎて繁殖期を卒業すれば「いつ死んでも幸せ」というのが、生物としてはまともな生き方だろう。
by dehoudai
| 2013-11-17 11:45
| まちづくり
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