2013年 09月 21日
Bleeding Edge |
英国Independent紙にちょっと目を引く記事があった。米国のトマス・ピンチョンという、まあ大御所小説家の新作が"Bleeding Edge"と題して、例の9.11WTCテロ事件は「謀略だ」という小説だそうだ。
ピンチョン氏は斯界のトラブルメーカーで、1973年ピューリッツァ賞受賞の折にも、賛否両論が文学界を二分した上で、翌年廻しの受賞だった由。
ちょっと読んでみても宜しいかとも思うが、字数が多そうだ。WTCはともかく、同じ日、ペンタゴンに旅客機が突入した話など、その後のニュースにも紹介されず、うやむやだ。
これは「まあ、小説ですから。」なんだが、吾人の9.11についての第一印象は「真珠湾攻撃と同じ筋書きの謀略だ。」というものであったが、今回の真っ向勝負に、世の反応はいかがであろう。
真珠湾攻撃謀略説を取る田母神元将軍も同じ意見だろう。1992年のアメリカ映画「バットマンリターンズ」を見た印象は、米国を覆う「得体の知れない不安感」というものだった。日常生活のすぐ地下に、誰も知らない悪霊が潜んでいるという、不安感に米国人の多くが苛まれているのではなかろうか。
8世紀からの伝承といわれる浜松市の「西浦の田楽」では、能楽の前の清めで、地面を槍で突いて地中に棲む悪霊を退治する段がある。現代の米国もそうした眼に見えない悪霊に取り憑かれているかの様だ。
競売ナンバー49の叫び
めんばーぱーるはーばー
ピンチョン氏は斯界のトラブルメーカーで、1973年ピューリッツァ賞受賞の折にも、賛否両論が文学界を二分した上で、翌年廻しの受賞だった由。
ちょっと読んでみても宜しいかとも思うが、字数が多そうだ。WTCはともかく、同じ日、ペンタゴンに旅客機が突入した話など、その後のニュースにも紹介されず、うやむやだ。
これは「まあ、小説ですから。」なんだが、吾人の9.11についての第一印象は「真珠湾攻撃と同じ筋書きの謀略だ。」というものであったが、今回の真っ向勝負に、世の反応はいかがであろう。
真珠湾攻撃謀略説を取る田母神元将軍も同じ意見だろう。1992年のアメリカ映画「バットマンリターンズ」を見た印象は、米国を覆う「得体の知れない不安感」というものだった。日常生活のすぐ地下に、誰も知らない悪霊が潜んでいるという、不安感に米国人の多くが苛まれているのではなかろうか。
8世紀からの伝承といわれる浜松市の「西浦の田楽」では、能楽の前の清めで、地面を槍で突いて地中に棲む悪霊を退治する段がある。現代の米国もそうした眼に見えない悪霊に取り憑かれているかの様だ。
競売ナンバー49の叫び
めんばーぱーるはーばー
by dehoudai
| 2013-09-21 19:09
| ほん
|
Comments(0)