2013年 09月 12日
変わりゆく大東亜共栄圏 |
反物はやがて織機になり、バイクとなって、今ではボート・自動車になっている様な趣もある。「国策企業」への税金の還流を目指す「インフラ輸出」などとは違う世界だ。
インドネシアの新聞には、日本からの投資が製造業から、サービス業へと軸足を移しつつある、という記事があった。ファミマが出かけるとセブンイレブンも、といったことらしい。私はコンビニめしより道端の屋台趣味なので、困ったことだ。
日本経済新聞
労働法規などが整備されるにつれ、それがゆるい国への外国企業の移転が進むのではないかという心配だ。こちらは日系企業というより、中国系企業が心配の種ではなかろうか。日本人の企業経営は「子供を育てる」のに対し、中国人は「豚を育てる」といった類いの話だ。
9月21日は日越国交樹立40周年だそうな。麻薬の元締グエン・ヴァン・チューさんなどのサイゴン政権と、手を切ったのが割と早かったのは、戦前の大東亜共栄圏からの蓄積もあっただろう。TBSでは29日に「愛しき百年の友へ」というドラマをやるそうだ。
興味深いのはヴェトナムで東遊運動を唱えたファン・ボイ・チャウさんを支えたパートナー、浅羽佐喜太郎さんが袋井市浅羽の人だという話。
袋井は台湾で農業土木技師を務めた鳥居信平さんの出身地でもあり、台湾から銅像が送られている。結構な海外雄飛の土地なのだ。可睡斎には日清戦争の折の「活人剣」という話もある。
「大東亜共栄圏」と言っても「お国」が軍隊を送って力づくで押し進める「大東亜共栄圏」もあれば、路地裏から荷物を背負って出かける「大東亜共栄圏」もあるのだ。国策は朝令暮改なので、商売の方が長続きする。
海外雄飛の土地柄は、外国から来た人が働きやすい環境でもあろう。この辺りも遠州の活気の元かもしれない。
by dehoudai
| 2013-09-12 12:14
| にゅーす
|
Comments(0)