2013年 07月 10日
毒のシステム |
これを含めて、財政改革は殆ど進んでいないようだ。このままだと2015年の歳入不足は100億ユーロ超という。
アテネにあるパンテオン大学の経済学者リベラキ教授によれば「ギリシャの政治システムの持つ毒性による。」とのこと。数十年にわたって政治機構と経済構造が汚職と党利党略で破壊されてしまったそうだ。
特権を守るための制度・資格が、あらゆる場面で改革を阻んでいる。手を付けようとすると、国家機能が麻痺してしまう。
膨れ上がった公務員を2015年までに150,000人削減する必要があるが、これまで公務員削減には手が付けられていない。「公務員待機制」も組合の抵抗で進まない。公務員の若い能力ある人間への更新は進まない。
とても他人事とは思えない。「将門の乱」というのもチャンバラごっこではなく、ロジステイックスを中心とした「京都と言う政治システムの毒」の改革という側面もあったろうが、東北大震災では「第二次戊辰戦争」はことごとく押さえ込まれている。
吉田所長が逝去されたそうだ。まあ「幸せな老後」というのもナンなので「充実した人生」というところか。
by dehoudai
| 2013-07-10 11:52
| にゅーす
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