2013年 06月 14日
Same Hamburger |
マクドナルドのハンバーガーを2ヶ月そのまま放っておいたらどうなるか、試してみたヤツがいて、そのまま忘れてしまい、今では14年経つのだが、見た目に変わりはないそうだ。
ネットで売ろうとも思ったが、$2,000まで行ったところで思い直して「孫にファストフードを食べてはいけない。」と教えるために取っておくことにしたそうだ。
私が探していた”Same Hamburger”の記事は2011年10月27日のビルゲイツ君のワシントン大学における講義だ。
Seattle Times
CNET News
I can understand about having millions of dollars.There's meaningful freedom that comes with that, but once you get much beyond that I have to tell you, it's the same hamburger. Dick's has not raised their prices enough.大意次の様なものだろう。
億万長者になることは解るよ。それで手に入るフリーダムには意味がある。しかしねえ、それ以上お金があっても同じハンバーガーさ。ディックじゃ値上げしないし。ここでのキーワードは、"freedom"だろう。「自由」と訳されることが多いが"freedom"は元来「抑圧からの解放」であって、禅で言う「自ら」に「由る」とは少し違うような気がする。
米国は王政の抑圧からの解放によって成った、反逆者の国なので、大方の米国人はお気付きにならないのだが、"freedom"は抑圧が無ければ解放も無いのであって、億万長者になって大方の抑圧から解放されてしまうと、それ以上の幸せを実感することも無い。
株に狂奔する大方の人々も、幸せを実感できないのは、まだ充分金を持っていない所為だ、と信じているのだろう。
イスラム圏では困っている家計を、寺のお坊さんが助けてくれたので、恩返しをすれば「後生が良い。」という訳で、女子高校生がプラスチック爆弾を腹に巻いて「お宗旨が違う。」隣村のお寺へ突っ込んでしまうのだそうだ。
日本でも某政党の支持者達が、お金は「幸せになる道具」だと信じ込んでいるらしいのは、可哀想なことだ。まあ「受験の神様」と「金融業」の方達が起こした信心なので、無理も無いとは言える。
ビルゲイツ君と違ってスティーヴ・ジョブス君は曹洞宗の教えに接していた様で、これも今回のMavericksの奥に流れている水だろう。
Mavericks
Same hamberger
by dehoudai
| 2013-06-14 12:54
| たべもの
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