2013年 05月 16日
骨相 |
TPPが規範とする米国型の農業は「収奪の農業」と言われる様に、ほぼ2,000年で農地が砂漠になってしまう畑作小麦が、原点にある様思えてならない。これに対して8,000年前の最古の栽培種炭化米が出土した長江下流域は、未だに水田地域であり続けている。日本の農業はこれまで「環境を育てる農業」であり続けた。
「収奪の農業」は植民地を生み出し、世界征服を目指して発展して来たが、既に地球上にはこれまでそれを可能にした「未開地」はすでに存在しない。中海には毎月の餓死者を数えた時代に企てられた、干拓事業の残骸が残っている。
これまで「集約化・大型化・機械化」が産業近代化の要諦だと信じられて来たが、実は産業よりももっと大規模・徹底的に「集約化・大型化・機械化」が進められたのは、実は「暮らし」なのではなかろうか。 yアベー君達、というより、yアベー君達政治家を隠れ蓑にする国家統治機構は、近代文明と心中するつもりらしい。ピクサーの"Wall E"で”Auto”と呼ばれた通り、避け様が無いのだろう。
TPPによって近代日本の農地と水際が砂漠と化した数世紀の後には、どんな「骨相」が現れるのだろう?
TPPによって近代日本の農地と水際が砂漠と化した数世紀の後には、どんな「骨相」が現れるのだろう?
by dehoudai
| 2013-05-16 00:45
| まちづくり
|
Comments(0)