2012年 10月 28日
赤バス |
先年、市役所の「ご意見拝聴」に「赤バスは遠州鉄道が営利事業として運行しているのではなく、市役所からの補助金が収入の過半を占めているのだから、車体には受託企業に過ぎない「遠州鉄道」ではなく委託元である「浜松市」と記すべきでないか。」と問うたら、
という類いの木で鼻を括った様な回答があった。
シアトルとはえらい違いで、予算執行に理解を求めるという、工夫が無いのが丸見えだ。
年貢隠しのこうした制度ばかりが発達して、行政府は「守りの姿勢」に入っているのが近頃露骨だ。赤バスにしても「交通弱者対策」というのはお題目に過ぎず、「予算消化」となってしまう。年貢を隠すから、一体どれだけの事業効果があったのかも、ヤブの中だ。議会などあってなきが如きなので「日本沈没」に歯止めはかからない。まともなまちづくりなど「夢のまた夢」である。
全米の地方自治体の過半が道路予算で倒産寸前であり、各種の施作が講じられているが、シアトルでもその一環として公営バスのIT化が始まった。利用者に不便を感じさせるが、将来的に交通予算全般の軽減を目指そうというものだ。
日本ならば議会承認があれば、後は自動的に予算が垂れ流しとなるのだが、米国ではそうはいかない。新しいシステムに理解を求める為に新聞なども動員しなければならないのだ。どうしてこの違いが生まれるかと言えば、米国の総選挙なるものは、実は予算に対する国民投票、という側面が強いからだ。
原子力規制委員会の人事を議会に問わないなど、肝腎なことには主権者の代議員であっても、口を挟めないという、行政無責任大国だが、その根底に実はこの国が米国の「経済的植民地」かつ「文化的植民地」かつ「政治的植民地」かつ「憲法学的植民地」であるところの独立国という、暗い現実がある。
「補助金」の場合、あくまで事業主体は鉄道会社なので、現状でOK。これが市との「委託契約」だと、事業主体は委託元である「浜松市」になるはずです。
という類いの木で鼻を括った様な回答があった。
シアトルとはえらい違いで、予算執行に理解を求めるという、工夫が無いのが丸見えだ。
年貢隠しのこうした制度ばかりが発達して、行政府は「守りの姿勢」に入っているのが近頃露骨だ。赤バスにしても「交通弱者対策」というのはお題目に過ぎず、「予算消化」となってしまう。年貢を隠すから、一体どれだけの事業効果があったのかも、ヤブの中だ。議会などあってなきが如きなので「日本沈没」に歯止めはかからない。まともなまちづくりなど「夢のまた夢」である。
全米の地方自治体の過半が道路予算で倒産寸前であり、各種の施作が講じられているが、シアトルでもその一環として公営バスのIT化が始まった。利用者に不便を感じさせるが、将来的に交通予算全般の軽減を目指そうというものだ。
日本ならば議会承認があれば、後は自動的に予算が垂れ流しとなるのだが、米国ではそうはいかない。新しいシステムに理解を求める為に新聞なども動員しなければならないのだ。どうしてこの違いが生まれるかと言えば、米国の総選挙なるものは、実は予算に対する国民投票、という側面が強いからだ。
原子力規制委員会の人事を議会に問わないなど、肝腎なことには主権者の代議員であっても、口を挟めないという、行政無責任大国だが、その根底に実はこの国が米国の「経済的植民地」かつ「文化的植民地」かつ「政治的植民地」かつ「憲法学的植民地」であるところの独立国という、暗い現実がある。
by dehoudai
| 2012-10-28 10:48
| まちづくり
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