2012年 06月 18日
鬼門 |
既成市街地にちょっかいを出さずに、威風堂々の上陸をしようという配置だろうか。その辺り満州国新京の計画と似ている。目障りなスラム街は後でペストが出たことにして焼き払っちまえば良いのだ。
安政5(1858)年ナポレオン3世の命を受けた、佛軍陸戦隊が上陸したのはダナンだったそうで、西貢から言えばやはり鬼門に当たる。最近では1979年に中国軍戦車が国境を越えたのも4,000年来の鬼門からだ。
一説によればベトナム共和国がベトナム社会主義共和国に勝てなかったのはゴ・ディン・ジェムが子歳生まれなのに対して、ホー・チ・ミンは猫歳だったのが原因だそうだ。彼の地では日本で言う兎歳を猫歳とする。
何れにしても佛軍が越南の地で難儀をしなければ、文久4(1864)年長州藩を攻撃した多国籍軍が、そのまま日本を植民地にしてしまったこともあり得る。
江戸は奥まっておるから神奈川村に総督府を建てて、東海道筋の目障りな草葺きは焼き払えば宜しい。
「開国致し方無し。」とした井伊直弼が天狗党に斬り殺されたのなど、危ないところだった。下関で戦利品となったブロンズ砲はナポレオン3世の下に届けられ、長く仏蘭西の威信を世に伝えていたのだが、近年長州藩のお宝と交換に「長期貸与」となって日本に戻ったそうだ。
もっとも「最近の若者」はそうした西洋人の「世界征服のたくらみ」には興味ないらしく、早朝人通りの無い時間を選んで、教会前で結婚記念の写真なぞ撮るのが流行らしい。ジューンブライドといったところで、彼の地では6月が乾期に当たる欧州と違い、6月も夏なら1月も夏であるにもかかわらずだ。昼下がりでは暑くてやりきれんのだろう。
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亡国の悲しみ
by dehoudai
| 2012-06-18 18:17
| まちづくり
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