2012年 06月 16日
亡国 |
補助金というのも本当に必要なものなら良いのだが、国民から税金を集めて、どうしても困っている人々でもないのに「お上の言うことを聞く」人々にくれるというシステムが、この国には張り巡らされている。制度融資も似た様なものだ。その税金が受給者に届くまでのパイプラインには、国民の目に見えにくい枝管が張り巡らされていて、税金をしゃぶる人々がぶら下がっていることも容易に想像される。
この「お上の言うことを聞け」というシステムを「お上は言うことを聞け」というシステムに組み替えなければこの国は滅びるのだろう。
昨日は大飯原発再稼働反対ということで、1万人が首相官邸でデモをやったそうだが「お上の言うことを聞か」ないと、発行許認可権者の定める「自粛」に引っかかってお取り潰しになるため、新聞・テレビはCNNだけだったそうだ。既に国民の信じられるニュースはマスメディアからネット情報に移っている。
内田樹さんは東京新聞に評価を求められて「詭弁」に驚嘆している。
サイゴンでは植民地という亡国の悲しみから、新たな建国を果たした国民が、「国は信じるものであって頼るものではない」と力強く暮らしていたが、日本では信じてもいない人々が国を頼っている。
by dehoudai
| 2012-06-16 08:27
| にゅーく
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