2012年 03月 08日
異人さん |
福島県相馬郡福田村にある遠藤新の生家をお訊ねした。鴨居には新の肖像画がかけられていた。
しかし在所では遠藤新は「郷土の偉人」ではなく「異人さんになってしまった人」という感じだ。ご子息の遠藤陶さんが小塩完次さんの自宅を譲り受け、「くるめがすりの家」を移築されたのも、費用をお二人で負担されたそうだ。新を見込んで学費を援助したという郵便局長小泉さんのお宅でも、「主人が無くなって、おばあちゃんは少しぼけかかっているので、昔の事は分からない。」との事だった。こういう人を篤志家と言うのだろう。
「観海」というのは異人さんになってしまうという事ではなく、海の向こうを見てくれば、在所へ戻って幸せに暮らせる、という意味に取りたい。
しかし在所では遠藤新は「郷土の偉人」ではなく「異人さんになってしまった人」という感じだ。ご子息の遠藤陶さんが小塩完次さんの自宅を譲り受け、「くるめがすりの家」を移築されたのも、費用をお二人で負担されたそうだ。新を見込んで学費を援助したという郵便局長小泉さんのお宅でも、「主人が無くなって、おばあちゃんは少しぼけかかっているので、昔の事は分からない。」との事だった。こういう人を篤志家と言うのだろう。
「観海」というのは異人さんになってしまうという事ではなく、海の向こうを見てくれば、在所へ戻って幸せに暮らせる、という意味に取りたい。
by dehoudai
| 2012-03-08 16:03
| まちづくり
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