2012年 02月 29日
東西化物合戦 |
「明治初年の武家地処分問題」
都市紀要13
東京都 昭和40年
からも伺うことが出来る。武家地処分がメラつく直前には、旗本であった長谷川時雨女史の父君(お玉ケ池千葉道場の使い手)が「おめー大伝馬町の牢屋の原をくれるから、取っとけよ。」と言われて「お仕置き場なんざゲンが悪リィから断った。」という話が「旧聞日本橋」に収録されている。化物連の栄える一方で家禄奉還金の証文を火事で焼いてしまう不運な人も居た様で、まるきり落語の世界だ。
化物と言えば現在の江戸町奉行も相当に化物じみておるが、いっその事江戸の旧に復して、北町奉行と南町奉行を二人立て、交代で執務をさせると、奉行所の廊下で刃傷沙汰があったり、それを芝居にした戯作者が手鎖をくらったりして面白かろう。
by dehoudai
| 2012-02-29 16:05
| まちづくり
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